トーク力 HOME > 職場のコミュニケーション能力 > 職場のコミュニケーション能力(優しくするほど嫌われる!?)
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”ガタガタッ!”
「イッターーイ!」
「どうしたの?」
「ちょっと書類に足取られて(転んじゃって)。。」
「大丈夫?足すりむいてるじゃない!
今、救急箱もってくるから待ってて」
これは最近、知人(Fさん)が経験した
彼女の会社のオフィスでの朝の出来事。
その会社では毎週1回、
いつもの出勤より早く来社して
社内の清掃をするのが決まり、だとのこと。
そこで、彼女の同僚(Aさんとします)が書類を踏んで転んだところを
同じく同僚の女性(Dさんとします)が駆け寄り
すぐに救急箱を取りに
走って行ってくれたというのです。
それを聞いた私は、
「へえ、良い同僚に恵まれてるね。」
って言ったら知人のFさんは
Fさん:「って思いますよね!?でもそのDさん
社内で結構嫌われてるんですよ!」
と言ってきました。
Fさんによくよく聞いてみると、
その問題のDさんという人は、
大勢いる人前で誰か困っている人が現れたときには、
それこそ
Dさん『私が!私が!』
という勢いで助けてくれるのに、
たとえば2人きりで、Fさんとかが
悩みを打ち明けたときなどでは、
Dさん:「・・へえ。。(無関心)
自分が悪いんじゃない?」
というようなリアクションをしてきたりするそうです。
これがFさん以外の他の同僚にも
同じように2人きりとかでは全然優しくない
というリアクションらしく、
さらに、そういう人特有の
上司にだけは優しい
という一面も持っているそうですから
余計に腹が立つわけです。
だから、冒頭で話した、Aさんが転んでケガをしたときに、
Dさんが我先にしゃしゃり出て救急箱を取りに走ったときも
Fさんはおろか、Aさんでさえも
嬉しいような複雑な気分でいたと言います。
そのDさんがそれほど嫌われている原因は
言うまでもないと思いますが、
これがこのメールのタイトルにもあるように
「優しい人ほど嫌われる」原因と言えるわけです。
「そんなこと分かってるよ。」
と言いたいところかもしれませんが、
では、分かっていても広い意味では
あなたも同じようなことをしている可能性も
なくはないということはご存知でしょうか?
優しさは相手が主役でこそ活きるテクニックです。
こういったことを理解できている人は
特に優しくするときは要注意であることも分かっています。
あなたが優しくされたときを
”深く”思い返せば分かるかもしれませんが、
これはつまり、優しくされるとき、
その優しくされた人は、身構えている状態にある
ということです。
相手とどれだけ仲が良いかによって
変わってくることもありますが、
分かりやすさ重視の為、ここでは一貫して、
”優しくされた人は、身構えている状態にある”
としますが、
優しくされた人は、
本能的に、
『甘い蜜には裏がある』
と考えてしまうのが無意識としてありますよね。
これは人間なので当たり前のことです。
つまり、
『優しいのには裏がある』
とつい考えてしまい、ナーバスになっているのが
優しくされたときの状態と言えるわけです。
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