明石屋さんまのトーク力(踊るさんま御殿・10年8月10日）

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■　踊るさんま御殿・10年8月10日　■

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今回は明石家さんまさんの番組「踊るさんま御殿」　の中での、
さんまさんとゲストとのやり取りから
人間関係力（会話力など）を学びたいと思います。

番組名：「踊るさんま御殿」
放送日：！10年8月10日
タイトル：美女vsブ女　真夏のオンナ大乱闘スペシャル!!
放映時間：19:56～20:54

guest：「石川梨華　オアシズ　神戸蘭子　久保田磨希　柴田理恵　Sophia　西川史子　ハリセンボン　フィフィ　前田典子　ミサト　宮坂絵美里」

序盤、「この際だから一言言ってやりたい女」
というテーマでのVTRで、

仕事上で失敗した時に、
「バカバカバカバカバカバカ」と自分で自分の頭を
ポコポコと叩いてカワイ子ぶる人がいる

というVTRについてのトークからピックアップしました。

さんま：「まあな、「バカバカバカ」言うても、
（ハリセンボンさんを指して）お前ら気持ち分かるわけやろ!?」
ハリセンボン（近藤春菜）：「まあ」
さんま：「女の子として生まれてきてんからなあ。」
ハリセンボン（近藤春菜）：「まあ、そうっすね、やりたい気持ちは分かりますけどね。」
さんま：「おう。」
ハリセンボン（近藤春菜）：「でも、女芸人になった人たちは、自分がそれをやってはいけない人間なんだっていうのを分かって芸人になっているんで。」
さんま：「ああ、なるほど。」
ハリセンボン（近藤春菜）：「あれはちょっとやっちゃいけないなと思いますね。」
さんま：「分かってやってるんだ!?」
ハリセンボン（近藤春菜）：「はい。」
さんま：「（ミサトさんを指して）でも、こっちは恋愛してきて結婚してきてるわけですからね!?」
ミサト：「はい。（ご自信のふくよかな二の腕をプルプル震わせるという、自身のネタで）
プルプルプルーキー！やってます。」

※質問には、5W1Hという質問法がありますが、
他に比較というのも有効で、

さんまさんはここで、（他の同じ立場の人で）
反対意見を持っていそうな人はどうか？
ということを考えた結果、

さんま：「（ミサトさんを指して）でも、
こっちは恋愛してきて結婚してきてるわけですからね!?」

上のような質問をしていると考えられますね。

流れで言うと、
女お笑い芸人は（理解しているから）ブリッ子をしない、
というのが春菜さんのお話でしたが、

同じ立場の“女お笑い芸人”の人を探し、
誰に質問したら面白くなるか、

これをゲストである、
オアシズ　柴田理恵　ハリセンボン　フィフィ　ミサトさん
などの中で、

ちょうど春菜さんの横に座っていた、
ミサトさんが恋愛し、結婚していることに気づき、

恋愛して結婚しているなら、
多少のブリッ子はしているのではないか？

つまり、反対意見を持っているのではないかと思い、
さんま：「（ミサトさんを指して）でも、
こっちは恋愛してきて結婚してきてるわけですからね!?」

この質問が出てきたと考えられるわけです。

女お笑い芸人さん、という
同じ立場の人に聞いてはいますが、

やり取りを見ていますと、
その中でも反対意見を探しているのが分かりますね。

では続いて。

さんま：「（ミサトさんを指して）でも、こっちは恋愛してきて結婚してきてるわけですからね!?」
ミサト：「はい。（ご自信のふくよかな二の腕をプルプル震わせるという、自身のネタで）
プルプルプルーキー！やってます。」
一同：「・・・シーン」
さんま：「あれ?・・スイマセン、後でゆっくり振ろうと思ったんですけどいきなりやりたかったの、それ?」
ミサト：「スイマセン。」
さんま：「楽屋で「いつでもやりますから」って言うたから。ええ。何それプルプルプルーキー！って。（笑）会話の流れに沿ってないやないか（笑）
　ああ、これはしゃーないわなー。（オアシズ大久保さんを指して）使いたいでしょ、流行の言葉は?やっぱり?」

※会話の袋小路を悟り、
すぐに元の話に戻るシーンですが、

このように、脱線した話しを元に戻すかどうかは、
脱線の具合によって変わってきます。

あまり脱線していないときは元に戻せたり、
あまりに話がそれていたりすると
戻すのが不自然な空気が流れたりします。

そういうときは、新しいテーマを作るのが自然ですが、
今回のシーンでは、ミサトさんによって
少し話が反れたぐらいなので、

さんま：「楽屋で「いつでもやりますから」って言うたから。ええ。
何それプルプルプルーキー！って。（笑）会話の流れに沿ってないやないか（笑）」

とツッコミを入れ、すぐに袋小路を感じ取って
元のネタである、

女お笑い芸人は（理解しているから）ブリッ子をしない、
という春菜さんのテーマに戻っているわけですね。

さんま：「ああ、これはしゃーないわなー。（オアシズ大久保さんを指して）使いたいでしょ、流行の言葉は?やっぱり?」

上の部分が戻したシーン、
つまり、切り替えた部分ですね。

では、続きで。