明石屋さんまのトーク力(踊るさんま御殿・10年8月3日）

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■　明石屋さんまのトーク力(踊るさんま御殿・10年8月3日）　■

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今回は明石家さんまさんの番組「踊るさんま御殿」　の中での、
さんまさんとゲストとのやり取りから
人間関係力（会話力など）を学びたいと思います。

番組名：「踊るさんま御殿」
放送日：！10年8月3日
タイトル:夏休み特別企画　パパママ芸能人マル秘子育て奮闘スペシャル!!
放映時間：19:56～20:54

guest:「石原良純　板橋瑠美　かとうかず子　ガレッジセール（川田・ゴリ）　坂下千里子　千野志麻　土田晃之　西村和彦　堀ちえみ　山川恵里佳　渡部陽一」

中盤、「自分はパパママ失格だなと思ったとき」で、
序盤、ゲスト紹介で、さんまさんが

戦場カメラマンの渡部陽一さんを紹介したシーンを
ピックアップしました。

さんま：「（戦場カメラマンの渡部陽一さんに）戦場!!」
渡部陽一：「はい。」
ガレッジセール（ゴリ）：「戦場!?」
土田晃之：「戦場!?」

※名前を呼ばず、勝手にあだ名をつけて
呼んだことへのツッコミです。

さんま：「子供出来たの？」
渡部陽一：「そうなんです。今、ちょうど一ヶ月と半分過ぎたところなんです。」
さんま：「もっとはよ喋れるやろ!（笑）　一月半やろ?」
渡部陽一：「ちょうど前回初めてさんま御殿の収録におざま、お邪魔させて頂いたときに、そのま」
さんま：「お前噛んだな、ゆっくりで（笑）」
土田晃之：「そんなゆっくりで噛むってなかなかないですよね!?（笑）」
ガレッジセール（ゴリ）：「ゆっくりの意味がない。　噛んだら。」
渡部陽一：「そのまま、収録が終わってから」
さんま：「はい、うそ??」
渡部陽一：「病院に直行したんです。そして、長男が無事に出産したんです。」
一同：「ウワーーーー」
渡部陽一：「本当にありがとうございました。」
さんま：「え、御殿出たあの日に？」
渡部陽一：「あの日、そのまま車で病院に直行し、長男が無事、誕生」
さんま：「聞きました。（笑）」
土田晃之：「何でもう一回言ったんですか!?」
さんま：「えええ、そしたら、あの日ドキドキしながらココへ出てたんだ?もう生まれる、生まれるって思って?」

※１度、同じことを言って笑いが起こっていますので、
ここで、さんまさんのような、聞く側の人間がする質問としては、

ここでのさんまさんと同じで、

“もう一度、同じ事を言わせる”
そういった質問をする、流れに持っていくことが
笑いを作るうえで有効です。

ですので、ここでのキーワードは

“あの日”
“あの日の収録”

などということになります。

“あの日”　という言葉を出して、
当時、長男が生まれる前の（過去）の話しをさせて
その後、

「それから？」とうながせば、
笑いが生まれるわけですね。

言い換えれば、
5W1Hでいう“When”

“いつ”という時間のくくりの質問で
過去の話し（生まれる前）を使い、
この後の展開のように、笑いを作っているわけです。

では、見てみましょう。

さんま：「えええ、そしたら、あの日ドキドキしながらココへ出てたんだ?もう生まれる、生まれるって思って?」
渡部陽一：「そうなんです。妻からの連絡、親族からの連絡もたくさん入っていたんです。」
さんま：「要するに「陣痛が始まった」っていう連絡がもう昼間受けてたんだ?」
渡部陽一：「はい。破水したんです。」
さんま：「はいはい。」
渡部陽一：「そのまま病院に直行となり、即、車で病院に向かい、」
さんま：「病院に行って、ほいで?」
渡部陽一：「長男が無事に」
さんま：「分かってるっちゅうねん!!!（笑）」

※渡部陽一さんが、
「そのまま病院に直行となり、即、車で病院に向かい、」

と言った後、さんまさんの「ほいで?」が、
オチを言わせようとする意思が表れていますが、

言わなくても、「何で言わへんねん」というツッコミができ、
実際の番組でもそのような流れがあり、

実践的ですので、かなり打ち解けた相手限定ですが、
仲良くなった際にはこの流れを使うことで
笑いを作れますね。