トーク力 HOME > 日常のコミュニケーション能力 > 交渉に役立つ実証テクニック!
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■ ある実験で明らかになった驚くべき説得効果
というのがあります。
これは、心理学者のチャルディーニさんたちが行った実験なのですが、
これによって 「ドア・イン・ザ・フェイス」 というテクニックの効果が実証されています。
この実験は、
「ボランティア活動をしている」 という装いをした実験者が
学生に対して
実験者:「今から非行少年たちを動物園に連れて行くんですけど、
すいません、2時間ほどそのお手伝いをしてくれませんか?」
とお願いしたのですが、その結果、
17%の学生さんがこのお願いをOKしてくれたそうです。
さらに、このお願いの前に
もっと大きなお願いをしたらどうなるか?
というのも調べられたそうです。
そのお願いとは、初めに実験者が、
実験者:「非行少年たちのカウンセラーを
毎週2時間、2年間の間してくれないでしょうか?」
と学生にお願いし、もちろん全員が
このやっかいなお願いはNGだったのですが、
続けて実験者は、
実験者:「では、これから非行少年たちを動物園に連れて行くんですけど、
2時間ほど手伝ってくれませんか?」
と譲歩するかたちでお願いした結果、
なんと50%の学生が
この最後のお願いにOKしてくれたといいます。
つまり、1回目にこのお願いをした
先ほどの結果が17%だったので、
後のお願いをした方のOK率はなんと
3倍!
に跳ね上がった、ということなんですね。
50%というと、2人に1人はOKしてくれている、
という非常に高確率な結果です。
これは普段、人にお願いするときもそうですが、
仕事場などで特に利用してもらうと
良いのではないかと思いますし、
実際にこれをセールスの現場で使っている光景は
よく目にします。
例えば、値引きをされることが多いお店の場合。
お客さんに見積もりを出すときに、
すこし値引きを押さえ気味にしておいて、
お客さんから値引きされたときに、
「譲歩して」本来予定していた金額まで引き下げる、というもの。
こうすれば、最初に店頭に表示している値段が
いわば大きなお願いになり、
そして、お願いをされたあとに店員がする
店員: 「仕方ないなぁ」
これによって、小さなお願い、本来の要請にできる、
つまり、「ドア・イン・ザ・フェイス」になっているわけですね。
いきなり、本題をお願いするより、
最初にワザと大きいお願いをして、
断られておいてから本題をお願いするほうが
明らかにあなたのお願いが通るとすれば
これを使わない手はありませんね。
一般的に知られている 「フットインザドア」テクニック
これもそうですが、
人にお願いする時は、1回ではなく、
2回3回と、2ステップ3ステップによって
お願いすると今回のように効果的なことが分かっています。
今回の 「ドアインザフェイステクニック」 においても
もし、普通に頼んでもOKしてくれないんじゃないか?
という疑問が出てきたら、
「ドアインザフェイステクニック」 のように、
2ステップで人にお願いしてみると
OKしてくれる確立があがってよいと思います(^^)
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