トーク力 HOME > 日常のコミュニケーション能力 > 人に物を頼むときは、心理学実験で実証された理論を使おう!
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人にお願いをするときに使える
フット・イン・ザ・ドア・テクニック
これは、前回ご紹介したように、
ムチャなお願いを初めからする前に、
まず小さいお願いにOKをしてもらってから
本題をお願いするというもの。
このテクニックは、もちろん机上の空論ではなく、
ちゃんとした実験によって実証されています。
これは、今から40年以上前、1966年に
フリードマンさん
フレーザーさん
によって行われた実験。
まずボランティア(実験の協力者)がカリフォルニアの住民の家を訪ねて、
「すいません。この“安全運転”と書いた小さなステッカーを
車の窓に貼ってほしいんですけど宜しいでしょうか。」
という頼みごとをしました。
そして、その2週間後、別のボランティアさんが
同じお宅に訪問し、
家の景観も壊すほどの下手くそな字で書いた
「安全運転をしよう」
という看板を庭先に立ててほしいという頼みごとをしました。
その結果、下手くそな字で書いた看板であるにも関わらず、
実に、76%もの住民が
「いいよ!」と言ってくれたんですね。
そして、同時に別の実験もこの人たちはしていて、
それは、1回目から「安全運転をしよう」と汚い字で書いた看板を
庭先に立ててほしいという、本当の頼みごとをした、というもの。
この結果、実に17%の住民しか
「いいよ!」と言ってもらえなかったんですね。
フット・イン・ザ・ドア・テクニック
ドアに足を入れる営業マン
「話だけで良いんで・・」
と言われ、つい聞いていたら
気づけば買っていた。
この、小さいOKを言わせ続けるテクニック、
が頼みづらいお願いを聞いてもらう有効なテクニックなんですね(∂∂ )
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