トーク力 HOME > 芸能人のトーク力 > ダウンタウンのトーク力 > 笑いのコツ(非常識性)
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トークで人を笑わすコツはいろいろありますが、
その1つに、”非常識性”を突くというテクニックがあります。
ココでは「ダウンタウンDX」で、
ダウンタウンさんとゲストとのやり取りから
その”非常識性”を突くポイントについてを学びたいと思います。
今回は、12年1月5日放送の「ダウンタウンDX」 の中での、
ダウンタウンとゲストとのやり取りから。
番組名 : 「ダウンタウンDX」
新春スターのお年玉マル秘私生活御開帳スペシャル
Guest :
哀川翔
安藤成子
板尾創路
IKKO
いとうあさこ
勝俣州和
加藤茶
叶姉妹(叶恭子・叶美香)
木村祐一
佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)
津川雅彦
藤本美貴
FUJIWARA
ミッツ・マングローブ
矢口真理
吉木りさ
渡部豪太
渡部陽一
ライセンス
ローラ
放映時間 :12年1月5日 21:00〜22:54
序盤から。
"ちょい見せスターのオンとオフ"というコーナーで
哀川翔さんが最近オフにハマっているものを紹介したシーンから。
※ "ちょい見せスターのオンとオフ"というコーナーは、
出演ゲストの仕事のこと(オン)やプライベートのこと(オフ)
をちょい見せするコーナーです。
内容としては、
→ 翔さんおススメの
”世界のザリガニ図鑑DVD”の紹介VTRが流れ、
→ VTR後にそのDVDを肴(さかな)に
お酒を飲んでいる翔さんの話をする
というもの。
そのDVD内では、
”育つ環境によって体の色がどんどん変わっていってしまう”
という、ザリガニの体質を紹介していて、
その、色の変化としては
定番の赤に変わったザリガニ以外にも、
黄色に変わったザリガニや青色や紫色、
また白色に変わってしまったザリガニなども
VTRで紹介されていたのですが、
その後の松本さんと哀川さんのトークの場面が
コチラ↓
(※VTRが終わった後で)
松本人志:
「いや、良いんですけど、
コレを見ながら酒を飲む意味がちょっと・・」
哀川翔:
「あのね、まずね」
松本人志:
「どんどん自分が赤くなっていってるわけですから」
一同:「笑」
哀川翔:
「白いザリガニってのは、」
松本人志:
「はい」
哀川翔:
「1988年、千葉の養魚場で12匹、突然生まれたの。」
松本人志:
「突然変異!?」
一同:「へえええ」
哀川翔:
「これ日本で生まれたわけ。
それがペットショップ行って、
今その枝(その12匹の子孫の枝葉の子供)がずーっと、
その白いザリガニがいるわけね。
で、白いザリガニから白いザリガニが生まれるわけ。
一同:「へえええ」
哀川翔:
「それがこの間100匹ぐらい生まれたの!」
松本人志:
「え、白ばっかりが?」
哀川翔:
「白ばっかり100匹生まれたの!
そーーれは酒進むでしょ」
一同:「笑」
ライセンス藤原:
「分かんないっす分かんないっす」
※ ココでの分析ポイントは、
環境によって色が変わってしまった
世界のザリガニのDVDを見ながら
お酒を飲んでいる哀川さんに対して
松本さんが言った一言。
ココです↓
松本人志:「どんどん自分が赤くなっていってるわけですから」
ここでの松本さんは、もちろん
ザリガニと哀川翔さんをかけて
笑いを取っているわけですが、
(※ ザリガニ × 哀川翔)
松本さんは、笑いに必要な”非現実性”を出すために
哀川翔さんをザリガニ側に近づけるように
話しているのが分かります。
つまり、哀川さんを
よりザリガニっぽく表現するという意味ですね。
内容を非現実的にするという笑いのコツとして、
そのために物や動物などを
人のように例えたりするわけですが、
逆に、今回のように人間を物や動物などに例えることもあり、
これが話に非常識性を生んでいるわけです。
では、もし松本さんが普通の返しをしたら
どうなるでしょうか? こうなります。
<例1>
松本人志:「いや、良いんですけど、
コレを見ながら酒を飲む意味がちょっと・・
普通、塩辛いもので(酒がすすむ)、
なら分かりますけど。」
<例2>
松本人志:「(だって、普通は)焼鳥食べながら、
とかなら分かりますけど」
<例3>
松本人志:「(だって、普通は)から揚げ食べながら、
とかが普通でしょ」
こういう返しは普通ですが、
いたって常識の範囲内なので笑いにはなりません。
つまり、流れとして、
→ 世界のザリガニDVDを酒のつまみにする
意味が分からない
→ (なぜなら)酒のつまみは普通、塩辛いものだから。
という、当たり前の理由を言う流れになっているからです。
だからこそ、今回のように
松本人志:「いや、良いんですけど、
コレを見ながら酒を飲む意味がちょっと・・
どんどん自分が
赤くなっていってるわけですから」
と言うのが常識の範囲から抜けているので、
意外性が生まれ、結果的に
笑いにつながっていると考えられるんですね。
次回からまた続きを分析していきますね♪
ではでは(^O^)
ダウンタウンのトーク力(ダウンタウンDX・12.1/5)その2
前回に引き続き、今回も、12年1月5日放送の
「ダウンタウンDX」 の中での、
ダウンタウンとゲストとのやり取りから、
会話力(人間関係力)を学びたいと思います。
番組名 :
「ダウンタウンDX」新春スターのお年玉マル秘私生活御開帳スペシャル
Guest :
哀川翔
安藤成子
板尾創路
IKKO
いとうあさこ
勝俣州和
加藤茶
叶姉妹(叶恭子・叶美香)
木村祐一
佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)
津川雅彦
藤本美貴
FUJIWARA
ミッツ・マングローブ
矢口真理
吉木りさ
渡部豪太
渡部陽一
ライセンス
ローラ
放映時間 :12年1月5日 21:00〜22:54
序盤から。
"ちょい見せスターのオンとオフ"というコーナーで
哀川翔さんが最近オフにハマっているものを紹介したシーンから。
※ "ちょい見せスターのオンとオフ"というコーナーは、
出演ゲストの仕事のこと(オン)やプライベートのこと(オフ)
をちょい見せするコーナーです。
内容としては、
→ 翔さんおススメの
”世界のザリガニ図鑑DVD”の紹介VTRが流れ、
→ VTR後にそのDVDを肴に
お酒を飲んでいる翔さんの話をする
というもの。
そのDVD内では、
”育つ環境によって
体の色がどんどん変わっていってしまう”
という、ザリガニの体質を紹介していて、
その、色の変化としては
定番の赤に変わったザリガニ以外にも、
黄色に変わったザリガニや
青色や紫色、また白色に変わってしまったザリガニなども
VTRで紹介されていたのですが、
その後の松本さんと哀川さんのトークの場面が
コチラ↓
(※VTRが終わった後で)
松本人志:「いや、良いんですけど、
コレを見ながら酒を飲む意味がちょっと・・」
哀川翔:「あのね、まずね」
松本人志:「どんどん自分が赤くなっていってるわけですから」
一同:「笑」
哀川翔:「白いザリガニってのは、」
松本人志:「はい」
哀川翔:「1988年、千葉の養魚場で12匹、突然生まれたの。」
松本人志:「突然変異!?」
一同:「へえええ」
哀川翔:「これ日本で生まれたわけ。
それがペットショップ行って、
今その枝(その12匹の子孫の枝葉の子供)がずーっと、
その白いザリガニがいるわけね。
で、白いザリガニから白いザリガニが生まれるわけ。
一同:「へえええ」
哀川翔:「それがこの間100匹ぐらい生まれたの!」
松本人志:「え、白ばっかりが?」
哀川翔:「白ばっかり100匹生まれたの!
そーーれは酒進むでしょ」
一同:「笑」
ライセンス藤原:「分かんないっす分かんないっす」
※ (前回の内容は省略しています。)
前回は、お笑いは本当のバカにはできない、
マジメな人こそ有利だというお話をし、
また、笑いを作るためには、
いかに非常識なことを言えるかが
大切であるとも言いました。
今回はその続きからですが、
笑いとは非常識性があること、
さらに非常識性とは、常識を知ったうえで、
いかにそれと離して考えられるかが大切だとも言いました。
でも、ただ常識と離しすぎても笑いにならないのが
笑いのムズカシイ所で、
それは、松本さんも、
”笑いには絶妙な距離があるからムズカシイ”
と自身が言っていることからも
そのムズカシさが伝わってきます。
で、ここでの松本さんは、
何を考えていたのか?
これについては、ザリガニと哀川翔さんの
2つの共通点を探していた、というのは
前に言いましたね。
つまり、
ザリガニ : (環境に影響されて)赤く変わる
哀川翔 : (酒を飲んで)赤く変わる
2つの中からこの共通点を探し出した結果、
今回の言い方を選んだのがココでの流れで、
この、共通点を出すという考え方は、
”謎かけ”と同じですね。
ちょっと前に流行った、芸人のWコロンのねづっちさんが
やっていたことと言えば分りやすいでしょうか。
ねづっち:「○○とかけまして、◆◆と説きます。」
木曽 : 「そのこころは?」
ねづっち:「どちらも△△でしょう。 ねづっちです。」
これを今回の話に例えますと、
ねづっち:「ザリガニとかけまして
お酒を飲んだときの哀川翔さんと説きます。」
木曽 : 「そのこころは?」
ねづっち:「どちらも赤くなっていくでしょう。
ねづっちです。」
みたいに。
まあ、ザリガニが環境によって赤く変わる
という知識は一般的ではない?ので、
この例えは良くないかもしれませんが、
ここでは謎かけの説明として
ですのでご理解を。
で、こう見たら分かるように、
ココでの松本さんは、
2つを掛けているのは間違いないわけです。
つまり、共通点を探していた、ということ。
ですから、これをあなたの生活にも活かせば
お笑い力にも少なからず影響があるのは
間違いなさそうですが、
この謎かけのやり方というのは、
2つの言葉のそれぞれの特徴をピックアップしていき、
お互いの特徴の中で、共通するものを探し出し、
さらに、その中から一番面白い共通点を選んで話す
というのがポイントです。
また、松本さんは、2つの共通点として、
ザリガニ : (環境に影響されて)
どんどん赤く変わる
哀川翔 : (酒を飲んで)
どんどん赤く変わる
ココを今回見つけて選んだわけですが、
普通、”DVD見ながらお酒を飲んでいる”
というのは特徴に入れても、
”お酒で赤くなる”という言葉を見つけるには、
○○をしていないと
見つけることは出来ません。
今回はこの辺で。
次回、完結編として
この続きを分析していきますね♪
ではでは(^O^)
ダウンタウンのトーク力(ダウンタウンDX・12.1/5)その3
前回に引き続き、今回も、12年1月5日放送の
「ダウンタウンDX」 の中での、
ダウンタウンとゲストとのやり取りから、
会話力(人間関係力)を学びたいと思います。
番組名 :
「ダウンタウンDX」新春スターのお年玉マル秘私生活御開帳スペシャル
Guest :
哀川翔
安藤成子
板尾創路
IKKO
いとうあさこ
勝俣州和
加藤茶
叶姉妹(叶恭子・叶美香)
木村祐一
佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)
津川雅彦
藤本美貴
FUJIWARA
ミッツ・マングローブ
矢口真理
吉木りさ
渡部豪太
渡部陽一
ライセンス
ローラ
放映時間 :12年1月5日 21:00〜22:54
序盤から。
"ちょい見せスターのオンとオフ"というコーナーで
哀川翔さんが最近オフにハマっているものを紹介したシーンから。
※ "ちょい見せスターのオンとオフ"というコーナーは、
出演ゲストの仕事のこと(オン)やプライベートのこと(オフ)
をちょい見せするコーナーです。
内容としては、
→ 翔さんおススメの
”世界のザリガニ図鑑DVD”の紹介VTRが流れ、
→ VTR後にそのDVDを肴に
お酒を飲んでいる翔さんの話をする
というもの。
そのDVD内では、
”育つ環境によって
体の色がどんどん変わっていってしまう”
という、ザリガニの体質を紹介していて、
その、色の変化としては
定番の赤に変わったザリガニ以外にも、
黄色に変わったザリガニや
青色や紫色、また白色に変わってしまったザリガニなども
VTRで紹介されていたのですが、
その後の松本さんと哀川さんのトークの場面が
コチラ↓
(※VTRが終わった後で)
松本人志:「いや、良いんですけど、
コレを見ながら酒を飲む意味がちょっと・・」
哀川翔:「あのね、まずね」
松本人志:「どんどん自分が赤くなっていってるわけですから」
一同:「笑」
哀川翔:「白いザリガニってのは、」
松本人志:「はい」
哀川翔:「1988年、千葉の養魚場で12匹、突然生まれたの。」
松本人志:「突然変異!?」
一同:「へえええ」
哀川翔:「これ日本で生まれたわけ。
それがペットショップ行って、
今その枝(その12匹の子孫の枝葉の子供)がずーっと、
その白いザリガニがいるわけね。
で、白いザリガニから白いザリガニが生まれるわけ。
一同:「へえええ」
哀川翔:「それがこの間100匹ぐらい生まれたの!」
松本人志:「え、白ばっかりが?」
哀川翔:「白ばっかり100匹生まれたの!
そーーれは酒進むでしょ」
一同:「笑」
ライセンス藤原:「分かんないっす分かんないっす」
※ (前回の内容は省略しています。)
松本さんは、2つの共通点として、
ザリガニ : (環境に影響されて)
どんどん赤く変わる
哀川翔 : (酒を飲んで)
どんどん赤く変わる
ココを今回見つけて選んだわけですが、
普通、”DVD見ながらお酒を飲んでいる”
というのは特徴に入れても、
”お酒で赤くなる”という言葉を見つけるには、
お酒からさらに発展させて
共通点を深い部分まで探していないと
見つけることは出来ません。
例:
哀川翔
特徴→
→ザリガニが好き
→カブトムシが好き
→ザリガニのDVDで最近酒を飲んでいる
→人はお酒を飲んだら赤くなってくる
→ゼブラーマンの主役
→Vシネマの帝王
→サングラスをかけている
→黒い服をよく着ている
のように。ですから、
表面的なイメージから
面白い共通点が浮かばなければ
今度は今浮かんでいる特徴から
さらに深く探っていくのも
笑いには必要な作業であることが
考えられるわけですね。
一回、特徴をリストアップしただけでは
諦めないという事ですね。
また、補足として、
笑いを取る、つまりボケる前には、
必ずその話を終わらせずにボケまで持っていく
話し方も知らないといけません。
そのためには、話し手が言ったことに対して
皆が
「分かります」
という立場では皆が賛成になり、
批判ができないし、
(基本)話しが終わりやすくなってしまうわけです。
ココでの松本さんは、
→ (否定)意味が分からない
→ (理由)自分がどんどん赤くなっていく
という流れですからね。
ですから、「分からない」という意見が
誰か1人でもいれば話しがつながりやすい、
= ボケにつながる、ということになります。
●おさらい●
ボケには、ナゾかけのように、
2つの共通点を探す、その中から
相手に一瞬で伝わらないのは除外し、
またその選択肢の中から面白いのを探す。
そこでなくてももう1回粘る。
さらにそれまでに浮かんだ特徴から
細かい特徴を探していく。
見つかったら、そこから非常識性を見つけていく。
あとは、どういうトークの流れやタイミングで
それらを挟んでいったら面白いか?を考えます。
最後。
まだ、このボケの仕組みが
深く分かっていない人のための解説は
会員ページで説明していますので
興味のある方はご覧になってみて頂きたいのですが、
こういう思考の流れで
松本さんはトークをし、現に
その場をとても笑いで和ませていたので、
あなたもこの実践的なプロの流れを参考にしながら、
トークをしてみると
今までとはチガウ、あなたがその場のトークを
コントロールしている感覚を味わうことができ、
よりよい対人関係を築くことが
できるのではないでしょうか?
では今回はココまで♪(^O^)
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