正しく毒を吐く方法！
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■ 正しく毒を吐く方法！ ■
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正しく毒を吐く方法を実践的に説明するために、
ここではSMAPの中居さんがMCを務める、
”『火曜曲!』”（かようきょく!）でのトークの動画から学んでいきたいと思いますので
まずは以下のリンクをクリックして開いてください。
タイトル：芦田愛菜 「火曜曲」より 1/4
→ http://youtu.be/KwtZV2Ieulk
（※ 動画が削除されていて閲覧できない場合もありますので、
その場合は以下から動画をダウンロードしてご覧ください。
→ http://www.hot-relations.net/movie/kayoukyoku1.mp4
（↑のリンク文字の上で右クリックを押して
”対象をファイルに保存” を押して
パソコン上の好きな場所に保存してご覧ください。）
動画を閲覧するには、動画再生ソフトを
お手元のパソコンにインストールする必要があります。
おススメは、動作が速い”FLVプレイヤー”
という無料ソフトです。
”FLVプレイヤー”のダウンロード方法はコチラ
→ http://www.hot-relations.net/flv.html
→ http://www.hot-relations.net/flv2.html
■今回の分析内容
番組名 ： 火曜曲!
番組HP ： http://www.tbs.co.jp/kayou-kyoku/
番組詳細 ：
TBS系列で、2012年4月24日から、毎週火曜日の21:00 - 21:54（JST）
に放送されている音楽番組。 （Wikipedia調べ）
□番組内容参考ページ
→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E6%9B%9C%E6%9B%B2
□中居正広とは？
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B1%85%E6%AD%A3%E5%BA%83
今回分析するポイントは、前回のつづきの冒頭のトークから。
動画の一番始め（０分０秒〜）からですね。
ーーーー ここから↓ ーーーーー
中居正広「仲良くなったの？江角さん皆と。」
江角マキコ「仲良くなってないね。」
AKB48「(笑)」
江角マキコ「まだちょっと遠慮がある感じが、あたしはするんだけど。」
中居正広「江角さんから開かないと相手は開いてくれないよ。」
江角マキコ「私もそう思う。」
AKB48「(笑)お願いします。」
中居正広「ご飯とか食べに行けばいいじゃん。」
AKB48「あ行きたーい。ぜひ、お願いします。」
中居正広「あ、これないな、今の返事」
一同「(笑)」
※ ここでの解説は前回のメールをご覧下さい。
江角マキコ「ホント？」
高橋みなみ「えー何でですか？本気で行きたいんですよ。」
中居正広「江角さんから１対１で誘われたらどうする？
柏木さん？「今日、2人でご飯食べに行こうか」って
言われたらどうする？」
柏木 由紀「えっ？何怒られるんだろうって思います。」
一同「(笑)」
中居正広「そりゃそうだよな」
江角マキコ「怒らない怒らない」
中居正広「（聞き取り不可）」
江角マキコ「そうなのよ、反省反省。」
中居正広「何でも答えてくれる？」
江角マキコ「何でも答えますよ。」
中居正広「何でも答える」
江角マキコ「絶対答える。」
中居正広「NGなしで」
AKB48「おおおー（驚嘆）カッコイイー」
中居正広「聞きましょう」
江角マキコ「ああ無いです無いですNGなんて。」
中居正広「（江角さんに向かって）みんな整形してんでしょ？」
高橋みなみ「イヤちょっ」
一同「(笑)」
高橋みなみ「中居さーん！それはダメ！それは！」
中居正広「何で？NGだった？」
高橋みなみ「シーとかじゃないです。（中居がゴメンと手を合わせて）
ごめんなさいとかじゃなくて、やってないですやってないですから。」
中居正広「（強めに）ゴメンゴメンゴメンゴメン」
高橋みなみ「シークレットとかじゃないです。違うんです。」
中居正広「ゴメンなさい。言っちゃダメだよね。シー、ゴメンなさい。
もう一回やるよ３，２，１ みんなキレイな顔してるね（決め顔）」
一同「(笑)」
※ 前回も言いましたが、
中居正広「あ、これないな、今の返事」
と言ったあとに、AKBが
AKB48「そんなことない」
という、いわばくっつけようとしてきた反応から、
中居さんとAKBとの対立関係が生まれています。
中居 vs AKB48
そして、この対立関係の状態でどんどん反発を続けることが
車のエンジンと同じで、どんどん笑いの爆発力を引き出す秘訣となるので、
ここでの中居さんとAKBの関係は笑いとして良い構図となっています。
ですので、仮にここで、
中居「あ、これないな、今の返事」
一同「(笑)」
江角「ホント？」
高橋「えー何でですか？本気で行きたいんですよ。」
中居「本当？でもそうだよね。」
と同意していては笑いにならずに終わってしまう。
ですので、ココでの中居さんは、
江角さんとAKBを近づけるトークを展開したあとで、
（案の定）誰も反発しないから自分から反発の構図
AKB vs 中居
を作り出し（笑いを生み出しやすい土壌）、
それに対してまた案の定、AKBは反発してきたので、
『ヨシ来た！』とばかりに、さらに反対の意見を言ってエンジンを爆発させるように、
反発 →← 反発
その結果、柏木さんの笑いに発展しました。
この部分ですね。↓
中居正広「江角さんから１対１で誘われたらどうする？
柏木さん？「今日、2人でご飯食べに行こうか」って
言われたらどうする？」
柏木 由紀「えっ？何怒られるんだろうって思います。」
一同「(笑)」
ただし、誤解があるといけないので言うと、
反発すれば絶対に笑いになるといえば、それはチガいます。たとえば、
〈例〉
中居正広「じゃあ、江角さんから次の休み飲み行こうって誘われたらどうする？」
柏木 由紀「もちろん行きますよ。」
中居正広「ホント？」
柏木 由紀「ホントですよ。」
中居正広「焼肉とか行くんだよ？」
柏木 由紀「行きますよ。」
中居正広「あ、そう・・・」
これも一応反発してはいるのですが、
これでは、いくら反発しているとはいえ笑いにはなっていません。
ですので、ただ反発するのではなく、コツがいるんですね。
反発というのは、ここでの状況でいう、
AKB48「飲みに行きたい」
中居「本当は行きたくないんじゃないの？」
という対立関係（ AKB vs 中居 ）を利用して
AKBの意見に反対しながら、かつ笑いをとりたいので、
メチャクチャなことを言って
AKB48「それはちょっと・・」
などとしたいわけです。このとき、使えるのが、
中居「高橋さっき楽屋で江角さんの悪口言ってたじゃんか！」
中居「でも、江角さん篠田のことさっき「あの子もAKB？」って言ってたよ！」
中居「でも、江角さん飲んだら尋常じゃないくらい泣くんだよ！いいの？
横で泣かれてみ！思いっきり。」
つまり、
中居「○○（どっちか）が□□（どっちか）の悪口を言っていたよ」
中居「江角さんはこんな変なところがあるんだよ！？」
のように、”悪口（チクリ）”を言うことが有効ですし、
もう一ついえば、今回の中居さんが例えに出しているように、
”重い”シチュエーションを例に出すということも有効です。
こう言うとムズカシイと感じるかもしれませんが、
カンタンにいえば、２つとも共通していることとして、
”飲みに行きたくなくなる理由”を考えればいいわけです。
その理由が”悪口を言っていた”であったり、
”2人で飲む”であったり。そういうことを言えば、
『飲みは明るく楽しくしたいのに重いのはな・・』
という展開から笑い反応が期待できます。
そして、悪口（チクリ）に関して、
これは誰の悪口（チクリ）を言えばいいのか？と言えば、
今回の場合、AKBが江角さんと飲みに行きたいという関係になっています。
〈例〉興味の方向 （ AKB → 江角マキコ ）
ですので、江角さん（興味の対象）の悪口（告げ口）を言えばいいわけですね。
〈例〉
○ 「AKBが江角さんの悪口を言っていたよ。」
○ 「江角さんがAKBの悪口を言っていたよ。」
○ 「江角さん酒グセ悪いよ（単に江角さんの悪口を言う。）」
× 「（単にAKBの悪口を言う。）」
つまり・・
○ AKB → 江角さんの悪口を言う
○ 江角 → AKBの悪口を言う（転じて、江角さんの悪さになる）
○ 中居 → 江角さんの悪口を言う
× 中居 → AKBの悪口を言う
× AKB → AKBの悪口を言う
もう一つポイントとしては、状況から考えて
AKBから江角さんの悪口を言うなんてことは考えづらいので、
そこは、第３者の人がウソやでっち上げ（悪意のないもの）でもいいので言えば、
AKB → 江角さんの悪口を言う
というベクトルの笑いも使えるわけですので、
そういう応用も、余裕があればしていけるといいですね。
ですので、ここでの笑いを引き出すポイントは、
飲みに行きたくなくなる（面白い）理由を考える。
その具体例として、”興味の対象への悪口”＆”重い飲みでもいいか”
などが挙げられます。
また、応用としてこういうのを常識と捉えて、
逆に、AKBがAKBのメンバーの悪口を言っていたという話をすることも
非常識性から考えて、笑いが生まれないことはないでしょうね。
（分かって使えれば。）
〈例〉
中居正広「ご飯とか食べに行けばいいじゃん。」
AKB48「あ行きたーい。ぜひ、お願いします。」
中居正広「あ、これないな、今の返事」
一同「(笑)」
高橋「えー何でですか？本気で行きたいんですよ。」
中居「えっ、でも高橋は篠田のことさっき「あの子キライなんです」って言ってじゃん！」
一同「えええ(笑)」
高橋「そんなこと言ってないですよね！変なこと言わないでくださいよ。
しかも今全然関係ないし。」
中居「（デマだし話とも無関係だけど言ってみたかったというリアクションをする）(笑)」
高橋「ただの嫌がらせでしょ(笑)」
一般的な人がよく間違えることとして、
ただ毒を吐けば笑いになると考えていて、
むやみやたらに悪く言うことが挙げられますが、
それでは効果的に笑いが生まれないということが
このメルマガからも分かったはずです。
つまり、キチンと前フリがあってタイミングも良い所を見計らい、
さらに、正しい理由に基づいて毒を吐く。
それができる人こそが、上手いトークや笑いを
自らコントロールして作り出せる人と言えるのではないでしょうか。
今回はこの辺で♪
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