第一印象が悪いと…
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■ 第一印象が悪いと… ■
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★ 第一印象が悪いと何をやってもダメ!？
最初の第一印象は、出会って数秒で決まってしまう
というのはよく聞く話ですが、
実は、人間は、相手の大体の印象というのも
わずか２分で ほぼ 決められてしまっている、
と言われています。
つまり、あなたが初対面の人と会ったときも、
目の前にいる相手はわずか２分後にはあなたのことを
『この人は（あなたは）だいたいこういう人なんだろうな・・』
というイメージをほぼ固めてしまっている、というのです。
『そんな、２分で俺の全てを決めてくれるな（怒）』
と思いたくなる気持ちはわかりますが、
逆に考えれば、これはあなたも他人に対して
そうしているとも言えるのです。
では、そもそもなぜ２分で決めているのか？
について。
理由としては、初対面同士の雑談というのは、
せいぜい２分をすぎたら急に飽きてくるし、疲れる、
そういったところから来ていると考えられています。
それならいっそ雑談なんて省いて、商談やらデートの誘いやらで、
いきなり話の本題に入ってしまえばOKなのか？
と言うと、そうもいかないようなのです。
つまり、どういった状況であれ、２分足らずで
相手のほとんどのイメージを固めてしまっているのが
私たち人間なんです。。
さらに実は、最初に「無愛想な奴だな。」とか「冷たいやつかも」とか
思われるのは凄く怖いことだということをご存知でしょうか？
人間のイメージはものすごく しつこい です。
一度そういうイメージを持たれたら最後、
かなりの確率で、一生そのイメージでの扱いをされますし、
そのレッテルを貼り続けられること、間違いなし。
悪いイメージを覆すことほどムズカシイことはないと
言われているのです。
特に、今回、例に出した、「冷たい」というイメージ。
これは、「にぶそう」「暗そう」とかいうイメージよりも
はるかに深刻なのです。
アメリカの心理学者にアッシュという人がいます。
この人がおこなった有名な心理実験に、
ある男性の第一印象を、「冷たい」と
他の被験者に植え付ける実験があります。
すると植え付けた後、その男性が何をやっても
他の被験者から彼の冷たいイメージは拭えない。
それどころか彼が努力すればするほど、
どんどん悪いイメージが強まっていくことが判ったのです。
彼がした具体的な行動とは、たとえば、汚名返上とばかりに
真面目さや勤勉さをアピールしました。
ふつう、それはいいことですが、彼の場合は焼け石に水を通り越して、
メチャクチャな悪循環。
彼の姿を見て、多くの実験参加者が口にしたのは
「うわ、冷たいガリ勉男・・・なんか怖い」
それならと、今度は男らしく一生懸命に
リーダーシップや決断力を発揮してみても結果は同じ。
なぜか動けば動くほど
「自己中で仕切り屋。ワンマンな冷酷人間」
と完璧に引かれてしまうのがオチでした。
つまり、最初の、「冷たい」というイメージに後々の言動の情報がすべて、
やたらとネガディブにねじ曲げられて解釈されてしまう。
何をやっても悪くとられてしまう。
こんな気の毒な人、たまに見かけませんか？
こういう人が陥っているワナというのはたぶん、
第一印象でつまずいてずっと誤解され続けてしまっていることが考えられるのです。
そう考えると第一印象というのはとても怖い
と思いがちですが、
逆に考えれば、初対面で少しでも「優しい人・温かい人」
と思わせることができたらしめたもの。
未来永劫、抜群の高評価を得るということになります。
実は結婚詐欺とかもそう。
彼らは最初のイメージを植えるまで
ターゲットに対してとことん優しく接するのです。
そうすることによって、何かするたびに
「さすが、人徳者はチガウ！」
などとやたらポジティブに解釈されるのです。
しかも、こう言う人はたとえ失敗をしても許されてしまいます。
つまり、失敗しても周りからは、
「そこが人間臭くてイイんじゃない？」
などと、いつの間にかフォローされているのです。
あなたの周りにも、ミスとかしても
何故かフォローされ、チヤホヤされるような人がいたら、
もしかしたらその人は、第一印象がいいのかもしれません。
このタイプの人はまさに第一印象の勝ち組と言えますね。
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